TIME,FLIES,EVERYTHING GOES

日々のこと、DJのこと、音楽のこと。

終わるまでは終わらないよ

さて、前回の日記からおよそ4ヶ月が経過しました。国内最大級のアニソン×ダンスミュージックイベント「Re:animation12」が、山梨県は上野原、桂川河川敷特設会場にて開催となりました。

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錚々たる面子に囲まれて、SILENT-EXブースにて2日目のDJトップバッター、そして2日間通してのMCをさせていただきました。総評としては「とても楽しかった!!!!」という感じなので、かいつまんで書かせていただきたいなあと。

 

◼️上野原

まず書きたいのは、上野原市の全面バックアップ体制が本当にすごかった。市長を始めとした市職員の方々、出店の方、ボランティアの学生さん……すさまじいサポートの数々でした。ぼくがサイレントブースに出演していた関係上、サイレントDJ受信機のレンタルを担当していた学生さんとお話しする機会が多くあったのですが、あれだけ暑い中嫌な顔一つせず対応してくれて感謝しきりでした。

 

◼️酷暑

週末2日間の暑さについて語らないわけにはいかないでしょう。救急搬送された方もいらっしゃると聞いていますし、何を隠そうぼく自身も「あっこれやばいな」と感じて、本部の建物に避難することが数回ありました。重大な危機にまで陥った方は少なかったとのことですが、夏の野外イベントは怖いなあ……と強く感じたのが正直なところです。実際今日になって完全に体調を崩しまして、家で休養しました。3連休でほんとによかった。

 

◼️MC

サイレントDJの特性上「外からは何をやっているのかわからない」という状況で、ぼくとしては「外からわからないものにどう興味を持ってもらうか」ということを1番のテーマとしていました。

MCとしてはお客さんに対して「どれだけ周りを気にせずに楽しんでもらえるか=どれだけ大きなリアクションを取ってもらい、かつDJを邪魔しないように盛り上げることができるか」ということを念頭に置いていました。その結果が「受信機を持っている人だけに限らず、すれ違った人に片っ端から話しかける」という今回のMCにつながっています。さらに付け加えるなら「今回初めてリアニに行く!」「初めてアニソン系のイベントに行く!」という人も少なからずいるとのことでしたので、そうした人たちに少しでも早く居心地の良さを感じてもらえればなあ、ということは、ずっと考えていたことです。

結果として「MC楽しかった!」という声もいただき、ぼくとしては本当に救われました……ありがとうございました。

 

◼️DJ

先述の通り「どうやったら興味を持ってもらえるか」を考えた結果、「MCしやすい曲」「わかりやすい曲(いわゆるアンセム)」「コールアンドレスポンスしやすい曲」が選曲の基準になったように思います。

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またそれ以前にぼくの意識にあったのは、自分なりに考えていた「Re:animationに原曲アニソンDJ/ロックDJとして呼ばれる意味」ということでした。

知っての通りリアニはダンスミュージックがイベントの根本にありますが、正直言ってぼくはその文化に明るい人間ではありません。それを考えたとき、ぼくは「リアニがフェスを目指す過程において、これまでロックフェスで育ってきたぼくが、フェス感のあるロックをかけることで、そこに意味が生まれるのではないか」と考えました。その結果、ぼくがアニソンDJをしていく中で大好きな曲や、これまで遊びに行ったリアニで、ぼくが感じたダンスミュージックとしての良さを持ったアニメソングをかける、という大方針が決まり、当日の空気感も踏まえて「四つ打ちやアイドル+ロック」という考えの下でのDJとなったと思います。

まだまだ技術的に秀でたDJとは言えませんが、最後にかけたFunny Bunnyの歌詞が、ぼくが1番今回言いたかったことであり、1番やりたかったことでした。それを楽しんでもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。

 

◼️感謝

まずは、2日間にわたりお越しいただいた全てのお客さんに最大の感謝をお伝えしたいと思います。暑いのに、ヘッドホンやイヤホンで、直射日光もある中楽しんでくれて本当にありがとうございました。

それからぼくは、運営スタッフの皆さんにもお礼を言いたいと思います。オーガナイザーのちへさん、後藤王様、銀星さん、ぶーちゃんさん、keiyaさんを初めとする全体のスタッフの皆様、spacetimeさんを筆頭にしたステージ班の皆さん(特にSILENT-EXにおいて2日間お世話になったhirotchさんといっちーさん)、本当にありがとうございました。

……というか、お礼を言いたい人なんてキリがないです、まじで。本当に今回リアニに関わってくれた全ての人に、心からお礼を言いたいです。ありがとうございました。や

 

◼️これから

誤解を恐れずに言えば、去年リアニEXに出演させてもらうまで、ぼくはリアニのことがあまり好きではありませんでした。それはぼくがリアニに対して「ダンスミュージック×アニソンってどういうことなの?」というように、形容しがたい敷居の高さのようなものを勝手に感じていたからです。それが、縁あってリアニ関係のスタッフさん+演者さんと知り合って、皆さんのことが大好きになり、気がついたらリアニも大好きなイベントになっていました。

 

終了後、生意気にもぼくはちへさんに「次もまた出してください!今度は、もっと大きなステージでもやらせてください!」と話していました。それは各日付の最後、調子に乗って登ったRIVER SIDE STAGEから見た光景が、とてもきれいだったからです。

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最終日、後藤王様のステージの端から見たこの景色を、今度はこの景色を自分のステージで作りたい。そんな目標を与えてくれたリアニに対して、ぼくがどれだけ恩返しできるかはわかりませんが、まずはそれに相応しいDJ/MCになれるよう、明日からまた楽しいことに全力を尽くしたいなあ、と思っています。

 

2日間、本当にありがとうございました。また遊びましょう!!