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日々のこと、DJのこと、音楽のこと。

orbital period-DJ活動6周年を迎えるにあたっての雑感

通信簿には「集中力が続きません」「飽きやすい」という評価が並び、物心ついたときから何かを始めたがってはすぐに飽きてしまう性格をしていた。それは30歳を目前にした今でもあまり変わらなくて、物事があまり続かないのは目下の悩みである。普通に生きていると何かを続ける力は自然と身についているようで、ライフワークとまではいかずとも、何かをずっと続けている、という人は少なくないようだ。そうした人たちを見るたびに「ああ、すげえなあ」「オレはああなれねえなあ」という、劣等感のようなものが自分を支配して、なんだか悲しい気持ちになったりしてきた。

 

そんなぼくが、12月でDJを続けて丸6年を迎える。

 

諸先輩に比べればまだまだひよっこと呼んでも差し支えなかろうが、後輩と呼べる人もそこそこ出てきて、いわゆる中堅どころになりつつあるのかなあ、なんていうことを考える機会も増えた。

しかし実際のところ、DJに歴なんてものは微塵も関係ないと思っている。ぼくの場合も歴が長くなってきた、というだけであって、ぼくより上手いーー上手いという表現だけでは収まらないがーーDJなんてのはごまんといるわけである。そんな中でぼくが何をしてきたのかなあ、なんてことを考えると、ぼく自身の力でできたことは本当に皆無で、常に誰か、何かの力を借りて、一番最後にゴールを決めるだけですさあどうぞ!というパスをもらい続けた6年間だったなあ、と今は思うばかりだ。主催のイベントは3年もやらせてもらえたし、学生の頃見に行ったライブハウスに立たせてもらうこともできた。ずっと言ってきたが、比較的人から褒めてもらう機会も増えたし、自分で言うのもなんだが、満足いく6年間、本当にありがたい6年間であったなあ、と思う。だが、まだまだやりたいことはある。出たいイベントや共演したいDJさんにアイドルさん、そうしたものがいっぱいだ。思っていたよりぼくは強欲なのである。

 

つまり何が言いたいかと言うと――まだまだ許される限りDJを続けたいなあ、ということである。おそらくDJとして今までのように毎週末何かしらのイベントをやっていて、という時間は刻一刻と短くなっている。DJで食っていく、ということであれば話は別であろうが、別にそのつもりもない。だけど、ぼくはまだやりたいことがあるし、DJは楽しい。ならば辞める理由はまだないはずだ。そして本当にありがたいことに、まだDJを聞きたいと言ってくれる人がいるのなら、これはまだ続けるしかないということに他なるまい。

 

12月には主催イベント「Emotion!ght(#エモのやつ)」が3周年を迎える。周年回として素晴らしいゲストの皆さんと、頼れるクルーに囲まれて、幸せな周年にできれば、と思っている。

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個人的にも12月には「Re:animation」10周年キックオフパーティなど、様々呼んでいただいている。7年目になってもなお、まだまだ成長できるよう頑張っていくし、生活も立て直せるように過ごしていくつもりである。今後とも、応援や叱咤激励をいただければうれしい限りだ。