TIME,FLIES,EVERYTHING GOES

日々のこと、DJのこと、音楽のこと。

夢からさめてしまわぬように

先日、29歳になりました。28歳は自分の中で公私共に大きな変化が続いた年でして、大きなイベントにDJ出演させていただいたり、MCの活動も細々と進めてみたり、四月には転職も経験したりしたので、個人的には本当に激動の1年であったなあ、と思います。

20代も残すところあと1年というわけで、30代なんて遥か未来のことのように思っていましたが、あまり大きな実感があるでもなく、ぼくの本質はあまり変わらないような気がします。一方で家庭を持ったり仕事が順調だったりする友人を見て、ぼくも何かしなきゃいけないんじゃないか、という焦りのようなものを感じる時も増えました。今見返したら28歳になった時も同じようなブログを書いていて本当にぼくは変わってないんだなあ、などと思ったりもしますが、まあ変わるべきところで変わり、変わらずにいるべきところは大事にしていければいいのかなあ、なと思います。

今のぼくはDJと仕事が生活の中心なのでDJの話をすると、主催イベント「Emotion!ght」が無事に3年目を迎えられたことは、一番の出来事かなあと思います。それはお客さん、会場、ゲストの皆さん、そして贔屓目なしに素晴らしいクルーのみんなにただただ恵まれた結果です。ほぼほぼ名ばかりの主催ではありますが、改めてお礼を言いたいです。いつも本当にありがとう。

また、「音音酒飲-ねおんさいん-」「Anttena」への加入や、ロックパーティ「高円寺RDF」加入からもうすぐ1年という節目もあります。毛色が違うパーティではありますが、好きなことを好きなだけ、という現場があるのは本当にありがたいものです。どちらも新規パーティでこれからますます盛り上げていきたいとおもっていますので、平日飲みたいひとは音音酒飲、土曜にオタクをこじらせたい人はあんてな、キッズは高円寺RDFと、それぞれ遊びに来てくれたらうれしいです。

 

ぼく個人としては、28歳もあっちこっちにお呼ばれされてとにかく色々やらせてもらったなあ、というのが率直な感想です。昔ライブで見てたアイドルさんとご一緒させていただいたり、ageHaに初めて出演させていただいたり、日頃から売れてえ売れてえ言ってますが、正直DJ始めたころに思い描いてたより色んなことをさせていただいて、こちらも感謝しかないというところです。MCとか想定してなかったマジで。

 

DJは、お客さんや他の人の「見たい!」とか「聴きたい!」があって初めて成立するものだと思っています。そうして振り返ると28歳の間は「DJとして必要とされるために何をするか」ということを去年以上に考えたかもしれません。ぼくの聞いてほしい、見てほしいDJと、お客さんがぼくに期待するDJはなんなのか、ということを考えたり、その時々でプレイを変えてみたり、MCに挑戦してみたり、様々な角度からDJを見つめて、悩んで……結局明確な答えは出ないまままた1年経ってたわ!!!やべえ!!!という感じなのですが、1つだけ思ったのは、たぶんこれを考えることをやめてしまった瞬間が、DJとしてのぼくが死ぬときなのだろうということです。以前このブログで「来てくれた人の好きなものを肯定し続けたい」というようなことを書きました。それは言い換えると、好きという感情に誠実であることなのだと思っています。ではそのためになにをすべきなのか、という問に対しての答えが、ぼくが来てくれるお客さんや一緒にやってくれる仲間に喜んでもらう方法を考え続けることなのだろうな、というのがぼくの考えたことでした。器用なことのできる人間ではありませんが、それだけはこれからDJとして、あるいは人間として続けていきたいなあ、と思います。

 

とにかく、29歳ということでいよいよ来年は大台に乗っちまう!!!たすけてくれ!!!という気持ちもありますが、これまでの29年間を無駄にしないように頑張ります。29歳のチリもよろしくおねがいします。